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馬場早莉「ご報告」

· Players

テニスプレイヤー馬場早莉。鹿児島で生まれ、鹿児島で大好きになったテニスを追いかけて上京、大学でスポーツを学びながらプロへの道を切り開きました。

いつも笑顔を絶やさず気さくに受け応えし、軸がすっと通った美しいフォームから繰り出すアグレッシブなストロークでファンを魅了しました。

2016年のプロ転向後、2016年に全日本選手権ベスト8、ITF京都10Kベスト8、2017年全日本室内ベスト4、ITF香港15Kベスト8、WTA最高ランク793位の戦績を残し、2018年7月19日、選手生活からの引退の決意を公にしました。

Tennis Tribe.JPに、その意思を固めた経緯と今後の活動について、いつもの優しい笑顔で語ってくれました。

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「プロテニス選手としてグランドスラムを目指す中で、自分の力が及ばない事への不安が、1年前の香港大会の頃から大きくなってきていました。

もっともっと自分を奮い立たせて、可能性を追求して大会を回る事も考えましたが、活動資金にも限りがあります。

そんな不安が常に頭の中にあって、試合に行ってもプレーに集中に出来ない自分がいて、次には練習に行くことさえ怖くなってしまいました。

自分の実力と資金的な現実を改めて客観視した時に見えてきたのは、この後の数年を頑張れたとしても、実力的にグランドスラムに届かず、同じようにもがいている自分でした。

それに、このままでは大好きだったテニスが嫌いになりそうでした。

数年後に同じになるなら、そして好きだったテニスが嫌いになるくらいだったら、プロとしての選手生活には一区切りつけて、生まれ育った鹿児島やお世話になった方々への恩返しと、プロテニスプレイヤーだった自分だからこそできるテニスの素晴らしさを伝える活動に携わっていく事が、今取るべき道と思い、引退を決意しました。

応援してくださったファンの皆様、スポンサーの皆様、お世話になったコーチやテニス関係者の方々、そして見守ってくれた両親には感謝を言い表す言葉が見つかりません。

今後の活動は、またSNSなどで報告していきたいと思いますので、引き続きの温かい目で見守っていてください。

ありがとうございました。」

「いつでもマイペース」これが彼女がTennis Tribe.JPのインタビュー記事につけたタイトルでした。今度もマイペースに、でもしっかりと意思を固め、そしてしっかり前を向いていたことをお伝えします。 彼女の次の人生も応援したいと思いました。

早莉ちゃん、お疲れ様でした。

また別の形でコートで会いましょう。

Tennis Tribe.JP