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二宮真琴

「弛まず鍛え」

Tennis Tribe.JP(以下、TT):「二宮選手のプレーは、昨年の全米オープンで拝見したことがあるんですよ!」

二宮真琴(以下、二宮)「え、本当ですか?」

二宮:「この試合。バンバンエース取られたんですよね。。」

TT:「相手はマテックサンズ/サファロバの優勝ペアでした・・おっと本題に入らなければなりませんね!」

今回は、グランドスラムプレイヤー、二宮真琴選手をピックアップ。

ダブルスで夢の舞台に4度も立った彼女。それをどのように受け止め、今後のテニスキャリアをどのように見通しているのかは、非常に興味深いものでした。

二宮真琴 選手

(橋本総業ホールディングス所属)

TT:「テニスは6歳から始められたとの情報ですが。」

二宮:「お母さんが広島のNBテニスガーデンというテニススクールに通っていて、その脇でスポンジボールで遊んでいたのが3歳です。そのスクールのキッズクラスに入ったのが6歳でした。」

TT:「どのくらいからテニスにのめり込んでいったんですか?」

二宮:「スポーツは色々とやっていて、10歳くらいからテニス一本にしました。それまでは、ダンス、水泳、それにスキーもやっていて、スキーは大会で優勝もしたことがあるんです。」

TT:「ITF Pro Circuitの情報によると、Personal InterestsにSoccerともありましたが?!」

二宮:「あ、それですね。小5の時に始めたんですが、テニスのフットワークのために取り組んだんです。」

TT:「ジュニア時代の思い出に残る試合や記憶に残っていることって何がありますか?」

二宮:「1度だけ優勝した大会があって、トヨタジュニア(現MUFGジュニア)大会がやはり嬉しい記憶です。他は、全中や全日本ジュニアはベスト4どまりでしたので。」

TT:「同年代の選手層が厚いですものね。他に記憶に残っていることってありますか?」

二宮:「私は中国地区で優勝しての代表だったんですけど、全国に出てもシードが付かないことに驚いた記憶があります。関東や関西は地区ベスト16で全国のシードが付いていて、選手層の厚さというのを実感しました。」

(その大会で二宮選手はシードを破って勝ち上がり、翌年は中国地区の代表にはシードが与えられました)

TT:「2012年、18歳でプロに転向しましたが、そこまでに迷ったことや挫折などはありませんでしたか?」

二宮:「本当は、高校も行かずにテニスに専念しようとしたんです。中3の頃はITFジュニアの海外遠征でほとんど学校に行っていなくて、卒業式も出てないんです。卒業証書は郵送されてきました(笑)でも、中学を出て神戸に拠点を移したんですが、コーチに履歴書のためにも高校は出た方がいいって言われてたんです(笑)それで、通信の高校に通うことにしました。」

TT:「で、また卒業証書は郵送?」

二宮:「いえ、尾崎里紗ちゃんと一緒に式にも出て、卒業証書もらいました(笑)」

TT:「プロ1年目にいきなり300位台まで登りますね」

二宮:「その時、G(ゴールド)プロジェクトというのがあって、リオ・オリンピックでのメダルを目指すというナショナルチームに選んでいただいたんです。同期も多く入ってましたし、先輩方もいました。Gプロジェクトの選手には、レベルの高い大会の本戦にワイルドカードを与えられる機会が多くあって、そこで1回戦を勝つだけで結構なポイントになったので、気がついたらそのランクにいたんです。」

TT:「2年目のディフェンドは大変だ」

二宮:「そうなんです、結局2年目、3年目にランクを落としてますけど、それが当時の実力だと思います。」

TT:「2016年の春に280位の自己最高位まで上がった後、現在は500位台。何がありました?」

二宮:「2015年の秋に、青山さん(青山修子、2013年ウィンブルドンでダブルスベスト4)に一緒に出ないかって誘ってくださったんです。」

TT:「それはすごい経験のチャンスですね。」

二宮:「はい。それで、オーストラリア(全豪オープン)から始まって、WTAレベルの挑戦に専念することにしました。シングルスはWTAに出るにはポイントが足りないことが多いので、カットが低くて出られる時にはエントリーすることにして、とにかくWTAにいることを優先する1年にしたんです。」

TT:「なるほど、シングルスのランクが下がったのはそういうことだったんですね。」

TT:「1994年生まれの同期は『華の94年組』とも呼ばれて、日本の若手テニスを引っ張っていますが、その一員としてどう感じていますか?」

二宮:「その中では、正直遅れを取ってしまっていると思ってます。頑張って追いついて、追い越したいです。」

TT:「グランドスラムレベルでの戦いになりますね。」

二宮:「ダブルスでグランドスラムには行けましたが、行って感じたことは、やっぱりシングルスでもここに来たいってことなんです。」

TT:「残念ながら、ダブルスは賞金も注目も少ないのが現実ですね。世界を見ると男子のパエスやネスター、女子でもヒンギスやミルザなどいい選手はいても、注目度はやっぱり・・」

二宮:「まだシングルスで戦えるうちに、同じ舞台にシングルスの選手として立ってみたいって、本当に思うようになりました。」

TT:「そうすると、2017年はシングルス中心に?」

二宮:「はい、今年から改めてシングルスを優先しようって考えて、計画を立て始めたんですが・・」

TT:「怪我をしてしまったんですね・・」

二宮:「オーストラリアの時から左手首に痛みを感じ始めました。」

TT:「柏(ITF 25K Kashiwa)の後からお休みしていますが、復活はいつ頃になりそうですか?」

二宮:「6月の有明(ITF 25K Tokyo)から、やってみようと思ってます。」

TT:「少し遡ります。プロになってから今までで、思い出に残る試合は何がありますか?」

二宮:「さっき青山さんに誘っていただいたって話をしましたけど、そのオーストラリアのダブルス予選のワイルドカードを賭けた大会の、決勝がすごく記憶に残ってます。」

TT:「どんな試合でした?」

二宮:「青山さんは、他の選手と組めばグランドスラムに行けるポイントをお持ちだったんですけど、私を誘ってくださったのは日本人ペアで成績を残したいという思いだったそうなんです。他の人と組めば苦労しなくて済むのに、私と組んでワイドルカードを戦うという試合でした。それに、その頃は所属する実業団の日本リーグで試合があったんですが、チームが私をオーストラリアに送り出してくれたんです。」

TT:「感慨深いですね。」

二宮:「第一セット取って、第2セットのタイブレークが6−6で、セット取られたらスーパータイブレークなのでどうなるかわかりませんでした。その時は本当に緊張しましたけど、青山さんのためにも、チームのためにも何としても勝たないといけないって。結局2セットで勝ち切れたので本当に嬉しかったですし、その後青山さんと一緒に試合をして行く自信にもなりました。」

TT:「二宮選手のプレースタイルを教えてください。」

二宮:「『超攻撃型』です。」

TT:「『超』ですか!」

二宮:「ベースラインから下がらないで、ネットでフィニッシュする形が目指すプレーです。」

TT:「多くの選手が取り組んでいるスタイルですね。」

二宮:「攻められてしのがなきゃならない時も、辛抱が足りないと言われますが、攻撃は最大の防御ですのでエースで打ち返す気持ちでプレーしてます。」

TT:「プレーの参考や目標にしている選手はいますか?」

二宮:「シャラポワですね。」

TT:「なるほど、そのイメージですね。そうするとクビトバも?」

二宮:「そうですね。前の選手ですけど、クライシュテルスもそうです。」

TT:「うん、共通のイメージが湧きますね。じゃ、マレーはダメだね(笑)」

二宮:「はい、マレーのプレーは好みではないです(笑)。でも、顔はタイプです(❤️)」

ツアーに帯同して共に戦うお母様と

TT:「今後の目標ですが、ITFのサイトにTop5と書いてますね!」

二宮:「はい、それは変わらないです。それに向けて、今年中にシングルスでグランドスラムの予選に行けるくらいまで上がりたいです。」

TT:「全米予選で250位くらいがターゲットになりますね。その先は?」

二宮:「来年には100位台で予選から本戦に行けるところまで、その先は2020年の東京オリンピックまでにオリンピック出場権を得られる60位以内につけたいです。」

TT:「あ、最後に一つお願いがあるんですが・・」

二宮:「はい」

TT:「広島のご出身でも、広島弁でないですね。」

二宮:「友達と話をしてる時って結構出ちゃうんですよ。」

TT:「よければ、広島弁でファンにメッセージをいただけないですかね・・」

二宮:「えー!」

というわけで!

無茶言ってすみませんでした m(_ _)m

最後に、二宮選手に一言とサインをいただきました。

この言葉は、スキーの大会で優勝した時の賞状に書かれていたもので、小さい頃は部屋に貼って肝に銘じ続けた言葉だそうです。

人見知りがあるという二宮選手。でも打ち解けるとおしゃべりになると本人がおっしゃるように、予定の時間を過ぎてお話をしてくださいました。

また、グランドスラムでお会いしましょう!

応援メッセージは二宮選手のFacebookまでお願いします。

二宮選手の最新情報は、こちらのウェブサイトからもご覧いただけます。

聞き手:Tennis Tribe.JP 新免泰幸 Facebook  Web

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