改定ポイント制度の概要
2019.5.23改定
2019年1月に新設されたITFワールドテニスツアーについて、4月に続いて再度改定がされました。
・ATP・WTAポイントは15sを含む全ての大会に拡大付与。
従来は男子は25sの決勝進出者以上、女子は25sまでが付与対象でしたが、本改正で拡大されます。
・ITFポイントは、15s大会と、25s大会の予選に付与。
従来付与された男子のATPチャレンジャー予選と25s本戦のITFポイントは除外となります。
女子は25sの予選にITFポイントが拡大されることになります。
・リザーブ枠がジュニア3枠に削減されます。
ITFポイントとITFジュニアポイントの上位ランク選手に与えられた、上位大会への「リザーブ」出場枠は、本改定発表によるとITFジュニア以外へのリザーブ枠がなくなる模様です。ジュニア枠も、従来の5から3枠に削減されます。
・予選ドローが48に拡大
ITFワールドツアー大会の予選ドロー数が、現在の32から48ドローに増枠されます。
2019年1月施行の24ドロー化でチャレンジの機会が奪われた選手が多く、これを4月の32、そして48と順次の是正となります。
なお、これにより大会全日数は7日から8日へとなります。
・ダブルスプレイヤーのエントリー是正
ダブルスで世界を目指す選手には厳しいエントリー制度となっていた、15sでのシングルスポイントでのエントリー前提が、本改定からは是正され、ダブルスポイントでダブルスのみのエントリーが受け付けられます。
<今回の改定で男女の大枠でのポイント付与スキームは統一になる模様です。>
今回のポイント制度改定は、2018年8月まで遡って再カウントされ、2019年8月5日にランキングに反映されます。
大会への適用は2019年8月26日開始分からとなります。
エントリーとアクセプタンス
ATP・WTAツアー大会ならびにITFワールドテニスツアー大会共通で、出場権(Direct Acceptance)は以下の順にて与えられます。
ATP・WTAポイント
↓
ITFポイント
↓
JTAポイント
+
リザーブ枠・ワイルドカード枠・予選枠が別途
上位選手が下位大会に参加できない一部の制限はありますが、どちらのポイントを持っていてもすべての大会へのエントリーでき、ITFポイントの選手がATP・WTAツアー大会にエントリーする事も可能で、出場権は上記の順で与えられます。